テキストサイズ

桜田組の組長さん

第2章 誘拐

やっと夜がきた。

「もう行こっか」

「そうだな♪」

「お嬢、何回も言いますけど怒らないでくださいよ」

「わかってるってば…さて、新人さんの顔初めて見るなぁ。楽しみ!!」

「たぶん皆『こんな小さな女の子が組長!?』って驚くぜww」

「むっ!!私はもう大人です!!」

「はいはいww」

「さぁお嬢。新人たちがこの襖の向こうにいますよ。」

「よし!!…じゃあ開けるよ。」

ッスー

襖を開けたらそこには龍と真理子と新人7人がいた。

龍と真理子が

「「お疲れ様です組長!!」」

っと言った。

「うん!!お疲れさま」

『あの女の子が組長!?』
『若すぎだろ!?しかも女って』
『俺たちこの女の子に一生ついて行かなきゃなんねーのか!?』
『女の子の左右にいる人も若すぎじゃん!!何歳だよ』

ガヤガヤ
ザワザワ

「すごい言われようですねww」

「俺と和馬も言われるとか…」

まあそのぐらい皆びっくりしたんだろう。

「皆ーうるさいんだけど!!」

ガヤガヤ
ザワザワ

無視!?
はっ初めて無視された。

ムカつく

「やばいっかっ和馬お嬢がっ!!」

「ん?…っ!!うるせーぞてめぇら!!!」

和馬が怒鳴ったら新人の人たちが怯えた表情で黙った。

「組長、だっ大丈夫?」

「咲、うるさい」

「…はい」

咲哉がシュンとなった。

龍さんが『はぁー』とため息をついて話し出した。

「組長。自己紹介をしていきます。こちらが…」

龍が1人1人の名前を言っている。
名前が頭に全然入ってこない。
まっ新人のやつらだしいいや。


最後の人まで自己紹介が終わった。

「それではこちらのお方が…」

「龍。」

「はい?」

「自分で言うからいい。黙っていて。」

「これはっ、申し訳ありません」

「うん…。ごめんね?」

「いえ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ