
オフィスの掟
第1章 清水ののか
ののかは社会での経験が薄いため読んでもあまり疑問に感じるところはなかった。
それだけじゃなくて社長のただならぬオーラに圧倒されて掟どころではなかった
『…理解してくれたかな?』
「あ…大丈夫です!」
廉はその返事を聞くと和やか笑顔になった。
『よし。柴田、彼女の机を案内してやれ。』
廉がそう言うと、ものすごく美人でスレンダーな女性が出てきた。
『はい。清水さん、私は社長秘書をやらせていただいている柴田です。机にご案内致します』
あまり抑揚のない声でそう言うと
私を机まで案内してくれた
机に行くまでの廊下のところどころに小さな部屋があって番号が書かれていた。
それ以外に変わったところはなかった。
