
オフィスの掟
第1章 清水ののか
『ここが清水さんの机です。コピー機はあちら…コーヒーや給水機は向こうです。仕事は与えられたノルマをこなすだけなので先ほどの、掟を破らない限りは問題はありません。では、ここの部長である前宮(まえみや)に仕事をもらってください。失礼します。』
早口でそうゆうとののかを放置するように置いて行った
ののかは人見知りなため、誰が前宮部長かも聞けなかった
するといきなり肩を叩かれた
振り向くとそこにはののかと同い年ぐらいにみえる男性がいた。
『ねーねー清水さんだよね?そーだよねー?わー、ちっちゃいなー身長何cm?体軽そうだなっ』
「あっ…えっと…え?しんちょ…ちょっと…え?」
彼のマシンガントークにののかはキョドってしまい答えをかえせなかった。
『あ、そうそう。おれ前宮!よろしくーここの部長だからさっ!俺の言うことは絶対ね?』
ののかの聞きたいことがわかったのか、犬のような懐っこい雰囲気の彼がののかの上司であることがわかった。
『さっそくだけど…上司命令ね!ついてきて!』
前宮にそういわれていきなりうでをつかまれ強制的に廊下に出た。
それから番号の書いてある扉の一つ。201の中に入っていった。
