
されたい
第2章 初恋の続き
それから何ヶ月か経った頃、友人の口から聞いた言葉で、私の幸せな時間は崩れていった
「千夏!あんたの好きな人…彼女できたらしいよ」
そ、そんなはずはない、晃くんは、私と付き合って……は、いない
冷や汗が垂れてきて、戸惑う私に、様々な記憶が蘇る
話している時や、愛し合っている時に、「好きだよ」とは言われたが、「付き合おう」なんて言葉は一切言われなかった
「そっか…そっか…ははは」
私は、裏切られた。
正確に言うと、遊び、だったのかも知れない
私は数日間、涙が枯れるくらい泣いた
