
されたい
第2章 初恋の続き
ーーーー…会社のビルが見えてきた
「…千夏さ、彼氏いてるの?…」
少し戸惑いながら、彼はいきなり聞いてきた
「今は…いないよ」
私は心臓が爆発しそうなほどドキドキしていた
元、好きな人…そして初恋の人でもあり、いろんな初めてを経験した人…
「今は、って前はいっぱいいたんだ…?」
「えっと…ん、まあ……」
「そっか…そりゃそうだよな」
「今更、好きとか…だめだからね?」
「ププッ そんな事しねえよ。でも、惚れ直すかもねー…」
「なああっ…///」
タコのように顔を赤くした私をみて、また笑った彼を見て、私もつられて笑った
この時も何で笑ったのか分かんないけど、彼の笑顔がお日様みたいに輝いて、格好良かったから…かもしれない
