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黒い蝶

第4章 第4章

夫人と娘はいい感じに酔っていた

ろれつがうまくまわらない状態で娘が話しだした

「うちの人最近まったくなんですよー」

「まったくって夜の方?」

「私に色気がないからかなー?ねぇママ?」

確かに見た目、美人でもかわいくもない
どこにでもいるような顔をしている
純粋そうで汚れも苦労も知らなそうな

「浮気してるんじゃないの?」

夫人が笑いがなら言った

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