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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

天下の榎田部長の中で、私と高橋さんはワンセット!


世間的に、ワンセットにさせられていく…。


来週…来週…あっ!
『Men'sMode』かっ!


楽しみって…正か。


ただの遊びで、河口湖やドレスアップさせられた訳じゃないよな…。


言い知れぬ緊張感が沸き上がる。


そして…私の唇は、高橋樹の激しいキスを覚えてる。


なのに…『柴多さんに宜しくぅ~!』って、何なの!


柴多の真っ直ぐな気持ちとは違う。


高橋樹には、裏がある…。


引き摺られちゃダメだ!


危険信号が、点滅する。


でも、一回絡みだした縺れは、どんどん複雑にほどけなくなる…。


そんな事、誰にも解りはしないんだ。

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