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そう訪ねてきた生徒は…

「あぁ、自己紹介がまだか。雄井知紀だ。お前は?」

クールで、静か…
それでいて、凄く顔がいい。
男の僕にでもわかるくらい。

「僕は…杉崎悠人だよ。よろしく」
「よろしく」

すると、僕の隣にあった椅子に腰かけた。

「偶然…俺達、隣の席なんだよな」
「そうだったんだ!!」
「あぁ…それで、何でさっきいなかったんだ？」
「あ…それは……」

そのあと、僕はサボった事を知紀に話した。
でも、先生に会った事は話していない。
なんだか…秘密にしておきたかったから。