テキストサイズ

僕の初恋。

第1章 出会いから…

「っ…ごめんなさい…!!」
「悠人!!」

僕は走り出した。
無我夢中で、何も考えることが出来なかった。
ただ、1つわかったのは…自分の目から涙が伝っていたこと。
階段を全力で駆け上がって、たどり着いた先は自分の教室だった。

「あ!!悠人!どこ行って…」
「…とも…き…知紀ぃ…」
「は…悠人!?」

僕は、教室にいた知紀にすがりつき大声で泣いた。
まわりの目など気にせずに。
その後の授業を休んでまで、知紀は僕が泣き止むまで一緒にいてくれた。

ーーーーーーーーーーーーーー

「…そっか…」
「…グスッ…ぅん…」

僕は屋上で今までの事を全て話した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ