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夜型生活。

第8章 ごめん


「葉月?」


「わっ!」


いつの間にか、秀平が背後に立っていた。


「トイレ長いなーと思って」


「んな訳ないでしょ!」


いつもこんなんでゲラゲラ笑ってたんだよね・・・


どうしても、苦笑いになってしまう。


「話したいから、もう大丈夫かな?」


「うん・・・」


私はいつも手を引いてくれる秀平が一人でリビングに向かっていくという
些細なことで、心が壊れそうになっていた。

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