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夜型生活。

第8章 ごめん

「何、それ。よく分かんないんだけど・・・」


「葉月より好きになった。だから」


私は秀平の言葉を振り切って、自分の部屋に走った。


短い廊下の途中に涙をいっぱい滴らせながら走った。


ドアの前で、まるで漫画みたいに崩れ落ちた。


ショックを受けた時って人間、こんなに脱力するものなんだ。

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