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キャンバスのキミ

第5章 部員

「何?」


「別に…」


曽根君はフラフラと室内をするだけ。


一体、なんなの?


んっもうっ!


「ねえ、ちょっと! 部外者は入ってこないで。気が散るわ」


「俺、部外者じゃないし」


「え?」


「一応部員なんだ」


平然と言う曽根君に暫く驚きを隠せなかった。


気を取り直し、き然とする。


「あなた、一度も見たことないわ。展示だってしてないし」


「俺はおたくほど熱心じゃないからさ、ほら、いい加減な 人 だ か ら!」


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