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キャンバスのキミ

第12章 気まぐれじゃないよ

翌日の放課後曽根君が教室を出て行くと後を追った。


彼は帰り道とは反対方向へ向かっていた。


話しかけるタイミングが難しい。


「何?」


突然、曽根君が振り返った。


「あっ気づいてたの?」


「尾行するならもっと離れたら?」


「尾行だなんて…」


「まあいいや、ちょっとつき合ってよ」



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