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キャンバスのキミ

第12章 気まぐれじゃないよ

二人で黙って歩くと私達が出会った海まできた。


「あの色、出すとしたら何色にする?」


海を見ながら曽根君が聞いた。


「海は…青と緑と~」


「つまんないよ」


「えっ?」


「今の気持ちの色でも良くない?」


「例えば、悲しみの色とか嬉しい時の色とか…恋してる時の色とか…」



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