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# 2011

第8章 ケイヤク

青龍と、玄武の、おもむきのある、ディスカッションを、メモリーに記録したチームは、車で、深夜を通り、建物に帰ったのだった。
チームが、イスに、腰を預けると、周りに静かな雰囲気が、訪れた。
領楽が、アイデアを灯し、これを変える。
「どうなるんだろうな・・・。」
3人が、彼に、いっせいに、目を向ける。
領楽が、再び、話す。
「青龍と、玄武が、力になってくれるのだろうか・・・。」
果歩が、不敵な笑みで、フォローする。
「やれる事はやった。私達にしては、なかなか、いいカンジなんじゃねェの・・・?」
レオンハルトが、これに、意見する。
「どうだろうな・・・。敵になったりしてな・・・。」
褒得が、思わず、口走る
「オトコって、おっかねー!!」
レオンハルトが、褒得に、意見を投じる。
「オマエも、オトコだろ。オマエは、何がヘーキなんだ?」
領楽は、3人の、この意見を聞いた後、言った。
「待ってみようか・・・。冷静にな。」
チームは、カオスの言葉を、待つ事にしたのだった。
翌日の朝だった。
いつの間にか、チームは、寝に入っていた。
その時、センサーが、チームを呼んだ。
トップに、目を覚ました領楽が、疾風の様に、動き、センサーごしに、応えた。
「はいよ。どなたスカ?」
男の声が、部屋の中に、舞う。
「私だ。玄武だ。」
領楽が、クエスチョンを、男に与える。
「何の話だ・・・?何で、代理人じゃないんだ・・・?その前に、玄武なのか・・・?信用していいのか・・・?」
センサーからは、静けさという、音源が聞こえた。
領楽が、少しの間、これを聞いた後、男の声が、再び、部屋の中を歩いた。
「勿論、私だ。玄武だ。説明させてはくれないか。」
領楽は、部屋の方に、目を向けた。
この瞬間だった。
チームの武装が、解除された。
そう。
チームは、いつの間にか、目を覚ましていたのだった。
チームの口元が、ほころんだのだった。
だが、この後、男が、再び、言葉を携える。
「しかしだ。条件がある。」
チームの表情が、微笑みから、真剣な表情に、チェンジする。
玄武が、一言。
「白虎と、勝負してみないか。」
チームは、この時、耳を疑ったのだった。

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