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# 2011

第2章 創造的司令塔

それは、トウキョウ都の、高速の上だった。
真夜中である。
1人の少年が、カオスに、立ち向かおうとしていた。
彼の名は、有磨 領楽(アリスマ リョウラ)。
身長175センチ。
体重73キロ。
黒髪で、長髪で、無造作ヘアーだ。
18歳。
青のティーシャツに、ライダースのようなジャケット、ジーパンに、黒のブーツを装備している。
ハイウェイの上に、青の車を停め、その隣で、眺めていたのだった。

彼が、カオスを、さとそうとする。
「もう少し、様子をみてくれないか。」
カオスが、答える。
「いや、それを、これまでの間、見てきたが、世界は、我々を、もてあましている様だ・・・。世界は、消した方がいいのだ。」
領楽が、再び、説得を試みる。
「そう思うのは、まだ、早いだろう。」
だが、これに、チームの1人が、反論をする。
「領楽、やめとけ。カオスは、ご機嫌が、よろしくない様だ。カオスの言う事をきけ。」
そう言葉の銃を、領楽に向けた少年。
彼の名は、影隼 レオンハルト(カゲハヤ レオンハルト)。
身長178センチ。
体重76キロ。
栗色の、やや長髪で、ノーマルヘアーだ。
18歳。
黒のティーシャツに、紫のジャケット、ジーパンに、ヨーロピアンを携えている。
オーストリア人と、日本人の、ハーフである。
領楽が、レオンハルトに、会話を求める。
「ナゼ、そういう事を、言う?」
栗色の、髪の、少年が、言葉を口にした。
「人間という生き物は、しょうがねぇんだよ。説得する事は、蛇足だと思うぜ。」
領楽は、レオンハルトを、強気に視界に収めた。
そして、カオスに、クールに、勇敢に、紳士的に、ネゴシエーターとして、接した。
「もう少し、時間をもらいたい。」
この後、レオンハルトには、言葉の銃を向けた。
「オマエは、何もしゃべるんじゃねェ。オマエが喋ると、ややこしくなるっちゅーんだよ。」
レオンハルトが、シブイ表情になって、これに答える。
「領楽、オマエ、誰に向かって口きいてやがる?」
2人が、目で、1戦交える。
カオスは、何かを、分析している様だった。
















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