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玄武と、白虎が、建物に訪れた、その日の夜中、レオンハルトと、褒得は、建物の中に、いなかった。
したがって、領楽と、果歩だけであった。
イスを、活用して、テレビを見る、領楽。
それを、眺める、果歩。
彼女は、何を、思うのか。
果歩が、領楽に、喋る。
「なぁ・・・。」
彼が、応える。
「何じゃい？」
彼女が、きっぱり言う。
「その、オッサンみたいな、喋り方、よしなよ。」
領楽が、思わず、言い返す。
「オレ、18やぞ!!オッサンかい!!」
これを見た、果歩は、微笑んだ。
なんとなく、不思議な雰囲気が表れた。

一息あけて、彼女が、意思を、伝える。
「私は、アンタにとって、何なんだよ？」
この後、静けさが、2人に、装う。
彼の目が、点になる。
クールな、果歩が、珍しく、少女の、ふるまいを、見せる。
彼女の表情は、真剣そのものである。
領楽が、答えた。
「お前、いきなり、何を言ってる？」
果歩は、彼に、目を向けたまま、喋らない。
領楽が、呟いた。
「まぁ、良き仲間だな。」
彼女の表情が、呆れている様になった。
「アホと話してらんないね。」
黒髪のロングヘアーを、なびかせながら、果歩は、部屋を、後にしたのだった。
彼が、再び、呟く。
「アホ？オレか？それが、言いたかったのか？」
領楽は、まだ、コドモなのだった。