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静けさと、闇が、コラボレーションしている、山の中で、レオンハルトの声が、歩く。
「果歩、何なんだ？あの言葉はよ。朱雀を説得する程の、パワーが、あるのか？まるで、魔術の様だったな・・・。」
果歩が、答える。
「私が、幼い頃、親から、聞いた事がある言葉なんだ・・・。」
領楽とレオンハルトは、思わず、彼女の話に、聞き入っていた。
果歩が、再び、説明する。
「世界が、どんなに、変わっても、どんな時でも、この言葉を、忘れなければ、大丈夫だってね・・・。」
少し、間を空けて、彼女が、一言。
「それが、シェイラ。」
領楽とレオンハルトは、彼女の話に、集中していたのだった。
領楽が、一息あけて、思わず、言葉を口にした。
「ってゆーか、アナタの親って、何なんですか？」
フザけているように、喋る彼に、果歩は、真剣に、話した。
「カオスの言葉を、知っている、数少ない人間なのかな・・・。それとも・・・。」
彼女が、不思議そうな、表情になって、呟いた。
「あるいは、カオスと、コミュニケーションをとれる、特別な能力をもった、人間だったのかな・・・。」
領楽とレオンハルトの目が、煌めいた。
果歩が、首を傾げながら、喋る。
「シェイラとは・・・確か・・・冷静に・・・だったかな・・・？」
これを聞いた領楽が、思わず、言葉を、投げた。
「ってゆーか、意味、知らんのかい！！」
彼女は、ポーカーフェイスなのだった。