
別腹ティータイム
第2章 私と先輩
―――・・・
「だめだ・・奈緒さんでないなぁ」
何度電話をかけても繋がらないので
さすがに諦めたかな・・・
「すいません
お姉ったらデートの約束忘れて
出かけちゃうだなんて・・・
お茶でも飲んでてください」
紅茶とクッキーを出した
ふふふ・・・
この日のために取り寄せた
”殿方を素直にする薬”を使えば
「へぇ、これ手作りなんだぁ」
たとえアンタが何を隠していたとしても
全部丸裸なんだからね・・・
「美味しい!
お店で売ってるのより美味しいよ」
褒めたって何もでないんだから
「え~そうですか~?
まだありますからどうぞ♪」
