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恋のハードル高し!!(に)

第1章 予兆

「ごめん、ミラ」


「ん?」


「今日勉強会キャンセル。家に客が来てるんだって、同席しろって……」


それはちょっとさみしいお知らせで、コンビニの袋に入ったプッチンプリンが悲しく揺れる。

だけど……デカくて、男前なんだけど……
明らかに凹む逞が可愛く見える!!


「あぁ、うん分かった。……何、私との時間邪魔されて不機嫌なのぉ?!」


ちょっと茶化してみると、逞の腕が私の首に周りに軽く首を締められた。

こう見えて私に片思いをしていた逞はドMかもしれない。

そんなドM君を刺激するとドSに変わるんだ。


「このまま草むらに連れ込んで犯すぞ!!」


この行動とこの言動!!
かなり危険!!


「ご、ご、ご、ご、ごめん!!冗談だから!!」


「つーかミラ、俺ら付き合ってからキスもしてねぇんだぞ?……いっつもミラが吹き出すから!!」

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