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秘密の関係

第3章 初デート




「それでなんで休みの日にデートなんてものを…」



「いいだろう。ちょっとした仕事でな」



「夏休みなのに…外に出たくない」


「お前な…」



今日から夏休み、私は先生に誘われてデートというものをすることになった。

死神の仕事のついで、とかいっていたが…私が来た頃にはその仕事は終わっていて珍しいものを見ることは適わなかった。



初めて先生に吸血されたのは一週間前、あれから毎日先生に血を上げたり先生の話を聞いたりしていると私は多少先生のことを気になっていた。

恋愛感情じゃないですから。



「お前言ってただろう。彼女とか言うわりには優しくない彼氏らしくないとだから俺は…」


この人意外と不器用なんだよね…。



「…じゃ、本屋行こう」



「あぁ…」



こんな人だから私はこの人から離れることができないんだね   





 

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