
悪魔と淫美な世界へ
第3章 ~淫乱美女姉妹~
視線の先には美蘭と潤那の姿があり、妖艶な笑みを浮かべながら蒼空に近付いていった。
モデルの人かな?
凄い綺麗…
「あの…おれになにか… 」
「あの人間の女が好きな んでしょ?」
「っ!?」
潤那に耳元で囁かれ、蒼空は頬を赤く染めながら一歩後退りした。
人間って‥もしかして この人達‥‥
「‥‥悪魔…?」
「そうよ
私達も魁と同じ悪魔
あなたに良いこと教え て差し上げましょうか ?」
「良いこと…?」
「なんで魁があの女に手 を出さないのか…
知りたくない?」
「え…」
美蘭と潤那の囁きに、蒼空の心は大きく揺らいだ。
「あなたがあの女の悩み を解決出来れば
もしかしたらあなたの 事好きになってもらえ るかもしれないわよ? 」
「こんなチャンス滅多に ないと思うけど?」
チャンス…
確かに‥まだゆき先輩 の事…
…でも…
友達として付き合うっ て決めたんだっ‥‥
「聞きたくなければいい わ
さようなら」
「あっ…待ってっ‥‥
‥‥‥聞かせて…下さ い‥‥」
誘惑に負けた蒼空に、美蘭と潤那は一瞬悪魔な笑みを浮かべた―――‥‥
