
悪魔と淫美な世界へ
第3章 ~淫乱美女姉妹~
「ねぇっ、悪魔の彼氏と はもうエッチした?」
「えっ!?やっ…
って‥何でいきなりそ んな事っ…」
いきなりの大胆な質問に、ゆきは頬を赤くさせて動揺を隠しきれずにいた。
「深い意味はないよ
ただ気になってただけ 」
「そ、そうっ…」
いきなりびっくりした っ…
心臓に悪い‥‥
「その様子だとまだっぽ いね♪」
「えっ!?」
蒼空は可愛らしい笑顔から、いきなり真剣な表情に変わるなりまた口を開いた。
「ゆき先輩
なんであの悪魔が、ま だ手を出して来ないの ?」
「え…それは‥‥」
手は出されてる…
わたしのせいなんて言 えないし‥言いたくな い‥‥
「言いたくないなら無理 に聞かない
いきなり変な事聞いて ごめんね
なんか元気ない感じが したから、悪魔の彼氏 とうまくいってないの かな~と思って…」
「蒼空…
心配してくれてありが とう
でも、大丈夫だから」
「そっか…
まあ、何かあったらい つでも相談して
どんな話でも聞くから ♪」
「うん、ありがとう」
「ゆき」
聞き慣れた色気のある声と共に、黒い羽を生やした魁がいきなり空から舞い降りてきた。
「魁っ
人に見られたらっ…」
「大丈夫だ
そんな事より、なんで そいつと一緒にいる」
「その…蒼空ととは友達 になったの…」
悪いことしてるわけじ ゃないのに
なんか言いにくい…
「じゃあ、ゆき先輩
また学校でね♪」
「あ…うん…」
魁の存在など気にしていない様子で、蒼空は手を振りながら笑顔で先に行ってしまった。
「たまには空の移動にし てみるか?」
「えっ…?」
軽々とお姫様だっこされた瞬間、いきなり魁は空高く飛び立った。
「…ゆき先輩‥‥」
もう小さくなってしまった2人の姿を、蒼空は切なげな様子で見つめていた。
「まだあの子の事好きな の?」
突然聞こえてきた色気のある女の人の声に、蒼空は驚いて振り向くと―――――
