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痛い女の子の妄想劇場

第4章 ~変わりだす人生~

その日は、全然眠れなかった。
真人は、布団に入るとすぐに眠ってしまって、
私は、ずっと泣いていた。ふと、泣き疲れて、
顔を上げると窓の外はもう白くなっていた。
「おはよう。」と声がして、真人の方を見ると
起きていた。
「おはよう。」
「麗だっけ?君、今酷い顔してるよ。一晩中泣いていたんだね。とりあえず、顔を洗っておいで。」
真人に言われて、洗面所に行って鏡を見てみると、本当に酷い顔だった。
目は赤く腫れて、鼻の頭の真っ赤になっていた。
顔を洗って、サッパリしてから、真人のところに行くと、真人は
朝食の用意をしていた。

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