痛い女の子の妄想劇場
第4章 ~変わりだす人生~
「どういうこと?私はただの女子高校生よ?王宮なんて、見たこともないし、近づいたことすらないわ。
そんな私が、王宮に居るべき人間ってどういうこと?」
「柚という字が付く名前って、まわりで聞いたことあったかい?おそらく、ないはずだよ。
なぜなら、柚という字が付く名前は、王家の人間にしか与えられず、庶民が自身の子供に与えた場合、厳しく罰せられるからね。
でも、君の本名にはその字が使われている。これはどういうことか。
君の母親が今の女王の親族と考えるのが普通だよ。
そして、その話は本当なんだ。今、女王が不治の病にかかっていて、我々は
新たなる継承者を探さなくてはならなくなったんだよねー。
そこで、目をつけたのが現女王の姉君の娘である君だったんだよ。」
いったいどういうことなのか。
真人は私のことを王宮に居るべき人間だけでなく、王座の継承者とまで言い出した。
それに、私の母が女王の姉君なんて話、初めて知った。
それはまぁ、母が死んでしまった今、確認のとりようがないのだけれど。
けれど、普通王座の継承者というのは、女王の娘や息子など、
王の直属の者が継ぐものだ。
なぜ、女王の姉だったらしい母の娘の私が継ぐのだろうか。
そんな私が、王宮に居るべき人間ってどういうこと?」
「柚という字が付く名前って、まわりで聞いたことあったかい?おそらく、ないはずだよ。
なぜなら、柚という字が付く名前は、王家の人間にしか与えられず、庶民が自身の子供に与えた場合、厳しく罰せられるからね。
でも、君の本名にはその字が使われている。これはどういうことか。
君の母親が今の女王の親族と考えるのが普通だよ。
そして、その話は本当なんだ。今、女王が不治の病にかかっていて、我々は
新たなる継承者を探さなくてはならなくなったんだよねー。
そこで、目をつけたのが現女王の姉君の娘である君だったんだよ。」
いったいどういうことなのか。
真人は私のことを王宮に居るべき人間だけでなく、王座の継承者とまで言い出した。
それに、私の母が女王の姉君なんて話、初めて知った。
それはまぁ、母が死んでしまった今、確認のとりようがないのだけれど。
けれど、普通王座の継承者というのは、女王の娘や息子など、
王の直属の者が継ぐものだ。
なぜ、女王の姉だったらしい母の娘の私が継ぐのだろうか。