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痛い女の子の妄想劇場

第5章 ~番外編~

ガッシャ―ン!!
大きな音がして、代々伝わっていた王家の花瓶が割れた。
「あぁ...女王様、また花瓶を割られたのですか?全く、今日は柚乃様がくるのですよ。
大きな騒動を起こしたりしないでくださいね」
「うるさいなぁ。私は女王だぞ。何をしようと勝手ではないか。
そもそも花瓶が割れたのは、私のせいではない。花瓶が、いかにも
『僕を割ってください女王様』という感じでここにあるからいけないのだ。」
今日も女王は自由である。

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