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ただ愛されたかった。

第7章 第8章---元彼---


車を走らせ20分弱。

夜景を見にきた。

日も登りはじめて
全く夜景じゃないのに
彼は楽しそうに写真を
撮ったり、こどものように
はしゃいだ。

自然と笑顔になる。

「莉奈、降りて見ないの?」
「うん、寒いし。充分だよ」

彼の優しさが今のあたしには
救いだった。


ぎゅっと抱き締められる。


暖かく、心地よい。
二人の顔が近づき…

「な~んちゃって(笑)」
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