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案内屋 〜アンナイヤ〜

第6章 アライ ザ ほーむ 其ノ一

「あ、いや別に。ただのツーリング。」

少し返答に戸惑ったが素直に答えた

「い…池袋から…?」
「うん。」

凛丸の平然とした態度に鳴瀬は驚く

「お前そんな体力あったっけ…」


:

再開を果たして10分ほど
二人はサイクリングロードを並んで歩いていた

「ところでさ凛丸、普段は何やってんの?大学?」

少しだけビクッとした
そうか、普通なら大学に行っているはずか 凛丸は少しだけ虚しさを覚えた

「働いてるよ。今はまだバイト扱いだけどね。」

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