テキストサイズ

案内屋 〜アンナイヤ〜

第6章 アライ ザ ほーむ 其ノ一

「返せ…?何をだ…?」

凛丸は冷静に考えるが、そんな余裕も無く、再び奴が目の前に現れる。

上半身だけの怪物、凛丸に対してかなりの殺意を持っている。

「なっ…!くそっ…!このままじゃ…!」

絶体絶命とはこのことだろう と凛丸は初めて知る。

成瀬は動けない
目の前には意味不明な怪物
「返せ」と言う謎の電話

「成瀬!行くぞ!早くしろ!」
「うご…!動かないんだよぉおお足がぁああ!!あああ!どうしたら!」

成瀬は努力しているようだった
腰が抜けたのではない。
何者かによって意図して動けない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ