案内屋 〜アンナイヤ〜
第2章 きさらぎステーション 其ノ二
「逃げるって…」
「それだけヤバいとこだってことだ。」
渋谷は携帯電話をポケットにしまい、駅舎を出た。木造の古い駅舎は二人に不気味な後味を与えた。
「渋谷さん…。」
凛丸は震える声で話し出した
声が妙に空気に響く。
「なんだ?」
「実際、そんな都市伝説が出来てるってことは何かあったんですか…?ここで…」
聞きたくもないことだった。しかし、これからの自分の身の保証を確認する為にも、それは聞かずにはいられなかった。
渋谷もまた、少し間を置いて語り出した。
「9年前の話しだ…。2004年のある日、2ちゃんねるのスレッドにこんな書き込みが始まった。」
" 見知らぬ駅に辿り着いてしまった。助けて下さい。"
「それだけヤバいとこだってことだ。」
渋谷は携帯電話をポケットにしまい、駅舎を出た。木造の古い駅舎は二人に不気味な後味を与えた。
「渋谷さん…。」
凛丸は震える声で話し出した
声が妙に空気に響く。
「なんだ?」
「実際、そんな都市伝説が出来てるってことは何かあったんですか…?ここで…」
聞きたくもないことだった。しかし、これからの自分の身の保証を確認する為にも、それは聞かずにはいられなかった。
渋谷もまた、少し間を置いて語り出した。
「9年前の話しだ…。2004年のある日、2ちゃんねるのスレッドにこんな書き込みが始まった。」
" 見知らぬ駅に辿り着いてしまった。助けて下さい。"