案内屋 〜アンナイヤ〜
第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二
徐々に外は薄明を越えて、暗くなってきた
本格的に夜が来る。
場所は赤城山の山道。
白い家まであと数キロだ。
「さてと、着く前に作戦を説明しとくぞ。」
渋谷が運転しながら話し始めた。
「まず鏡音はDCAでバックアップを頼む。昨日の経験からしてお前を侵入させるのは危険だしな。」
「分かった。外から出来る限りのサポートはするね。」
「そして凛丸と俺。俺たちはDCA起動状態で白い家に侵入する。そして迅速に問題を解決。」
凛丸はうなづく。
「分かりました。」