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案内屋 〜アンナイヤ〜

第7章 アライ ザ ほーむ 其ノ二

光るビットが渋谷の前を行く

「ここの部屋。」

ビットから鏡音の声が響く。
どうやら無線機能もあるらしい。

「分かった。後は構わない。戻ってくれ。」

渋谷の言葉を聞き、ビットは鏡音の元へと帰っていった
急に辺りが暗くなる

今明かりがあるとしたら凛丸のDCA、パラサイティック・ブレイドの微かな光くらいである。
起動時は神々しく輝くも、その後は微かに光るだけだ。

「この部屋が…」

凛丸は問題の部屋の扉に触れる。
だがその時だった



「あうッ!!ぐぅうああ!!!」



凛丸は頭を抑えて跪く。
激しい頭痛が襲う。

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