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案内屋 〜アンナイヤ〜

第8章 アライ ザ ほーむ 其ノ最終章

「でもどうして新井さんちの息子がこんな所に?」

鏡音は聞く。しかしそれにも答えが用意してあった。

「恐らく、その答えは全てここにあります。」

凛丸は懐から一冊の古びたノートを取り出す。
所々がボロボロに破けて、血のようなものが付着している。

「なんだそれ?」

渋谷はタバコの煙を吐く

「あの子が消える瞬間に、あの子が僕に託していった物です。気付いたら入っていました。」

凛丸はノートを渋谷に手渡した。

「僕はもうその内容を理解しています。あの子の攻撃が来た時、あの子の痛々しい記憶が一緒に流れてきましたから。」

渋谷と鏡音はノートを開く。
その内容を読み始めた。




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