案内屋 〜アンナイヤ〜
第8章 アライ ザ ほーむ 其ノ最終章
凛丸が口を開く
「多分…、渋谷さんが聞きたいことと僕が話したいことは一致してますよ。」
「何だと?」
渋谷の眉間にシワが寄ったが、凛丸は気にせず続けた。
「あの男の子の霊は、恐らく新井さんちの息子です。」
「はぁ?」
渋谷と鏡音は二人ともその言葉の意味が理解できなかった。
全く関係が無いと思っていた
「あの子は僕に言いました。"それを返せ" と。あの子の言う "それ" とは新井さんちで撮られたビデオテープ、つまりあの子にとって生まれ育った場所の記録のことだったんです。DCAに埋め込んで、あの子が鎮静化した所からしてもやはり根拠ある事実です。」
「多分…、渋谷さんが聞きたいことと僕が話したいことは一致してますよ。」
「何だと?」
渋谷の眉間にシワが寄ったが、凛丸は気にせず続けた。
「あの男の子の霊は、恐らく新井さんちの息子です。」
「はぁ?」
渋谷と鏡音は二人ともその言葉の意味が理解できなかった。
全く関係が無いと思っていた
「あの子は僕に言いました。"それを返せ" と。あの子の言う "それ" とは新井さんちで撮られたビデオテープ、つまりあの子にとって生まれ育った場所の記録のことだったんです。DCAに埋め込んで、あの子が鎮静化した所からしてもやはり根拠ある事実です。」