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案内屋 〜アンナイヤ〜

第8章 アライ ザ ほーむ 其ノ最終章

だが、自分の本当の姿も知らずただ一人悩み続けて生きてきた孤独感が、少年のそれと一致した。

凛丸は少年の孤独を少しだけ理解していた。


渋谷は日記を鏡音に押し付け、凛丸に問う

「おい、じゃあまさかあの子供の霊は新井さんちの…」

「ええ、息子です。新井信太郎君。新井さんちの子供。そういうことになります…。」

皆言葉に詰まる。
まさか、あの廃墟と此処が関係していたとは

「新井家の主人はここ一帯の農家の子だった。しかし妻と結婚して埼玉に行ってしまってから農家から離れた。その後、実家…つまり今の白い家に残された母と縁を切った。」

凛丸が淡々と説明する

鏡音がそれに続く

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