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案内屋 〜アンナイヤ〜

第3章 きさらぎステーション 其ノ三

疲れからか、自然と二人は沈黙した。

しかし、そう時間も経たずして列車が彼らの目の前にやってきた。

「さ、一旦戻るぞ。休憩だ。」
「はい。」

ここに止まる電車こそまさに異常、ディメンショントラブルそのものなのだが、それでもやはり安心したのは勘違いでも無く、本当に心が安堵したのだ。




第三章 きさらぎステーション 其ノ三 完

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