案内屋 〜アンナイヤ〜
第4章 きさらぎステーション 其ノ四
「俺達の次元にはいないがな。それぞれは全て並行だ。次元の歪みや、一定の異常をきたした場合、そういった別次元のモノがこちらへと混濁することがある。それがよく言う幽霊とかその辺の奴だ。」
渋谷は疲れていたが、そのまま続けた
「俺達案内屋は、全世界で24の支部がある。それぞれが別次元との不用意な混濁、それぞれの世界のバランスの崩れを調節する為に存在している。ちなみに俺達が所属しているのは、案内屋東京支部だ。」
凛丸は意外にも全ての話を納得しているようだった
「まぁ、俺から今話せるのはこんなとこだ。何か質問あるか?」
悩む。
語られたことを全て把握し納得することは出来た
多分、質問など無い。
だが、一つ気になっていることを聞くことにした
それこそ不用意な質問かもしれないが、それを知って自分に活かす価値はあるだろうと、凛丸は踏んだ。
「あの…なんで、渋谷さんは案内屋になったんですか…? 僕みたいに、やる気の無い若者による勢いみたいなものじゃ無いでしょう?…なぜ?」
渋谷は疲れていたが、そのまま続けた
「俺達案内屋は、全世界で24の支部がある。それぞれが別次元との不用意な混濁、それぞれの世界のバランスの崩れを調節する為に存在している。ちなみに俺達が所属しているのは、案内屋東京支部だ。」
凛丸は意外にも全ての話を納得しているようだった
「まぁ、俺から今話せるのはこんなとこだ。何か質問あるか?」
悩む。
語られたことを全て把握し納得することは出来た
多分、質問など無い。
だが、一つ気になっていることを聞くことにした
それこそ不用意な質問かもしれないが、それを知って自分に活かす価値はあるだろうと、凛丸は踏んだ。
「あの…なんで、渋谷さんは案内屋になったんですか…? 僕みたいに、やる気の無い若者による勢いみたいなものじゃ無いでしょう?…なぜ?」