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案内屋 〜アンナイヤ〜

第4章 きさらぎステーション 其ノ四

「あ、あと。別次元に行くとか迷うってどういうことですか?そこが知りたいです…。」

「別次元に移る手段は幾つかある。
1、偶然発生した次元の歪みに巻き込まれる。
2、案内屋に申請し、次元移動をするだけの全うな理由があると認められ、案内屋の案内によって次元移動する。
3、何者かによって意図的に組まれた次元移動、またはそれに近い霊障を発生させられ、その影響を強く受けたとき

の三つだ。特に多いのは一つ目であり、まぁ一つ目の現象が俺達の最もな仕事なんだがな。」

「じゃあ…さっききさらぎ駅で言ってた "奴ら" って…?」

「また突拍子もない話しになるが、それはいわゆる幽霊や妖怪と言われる者達だ。」

「実在するんですか!?」

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