案内屋 〜アンナイヤ〜
第4章 きさらぎステーション 其ノ四
「すみません…。」
凛丸はつい謝ってしまった
だがこの場合、社交辞令としても謝るべきなのだろう。
「…陣内さんに報いる為だ。」
「え…?陣内さんに…?」
意外な答えだった。何より答えてくれたことに驚いた。
「俺は陣内さんに救われた。だから俺はその恩返しをする為にここにいる。それだけだ。それ以上は語らん。」
渋谷は口を閉ざしてしまった。
それからしばらくなんとなく気まずい空気が流れた
しかし、いい加減経った頃渋谷は立ち上がり部屋を出ようとドアノブに手をかけた。
が、開かずにノブを半回転させたところで止めた
「あ…そういえばよ…」
ためらった。
自分が調べた、凛丸が知らない凛丸を教えることを
「…いや、なんでもねぇや。いつか自分で知ることになるだろうしな。」
凛丸はつい謝ってしまった
だがこの場合、社交辞令としても謝るべきなのだろう。
「…陣内さんに報いる為だ。」
「え…?陣内さんに…?」
意外な答えだった。何より答えてくれたことに驚いた。
「俺は陣内さんに救われた。だから俺はその恩返しをする為にここにいる。それだけだ。それ以上は語らん。」
渋谷は口を閉ざしてしまった。
それからしばらくなんとなく気まずい空気が流れた
しかし、いい加減経った頃渋谷は立ち上がり部屋を出ようとドアノブに手をかけた。
が、開かずにノブを半回転させたところで止めた
「あ…そういえばよ…」
ためらった。
自分が調べた、凛丸が知らない凛丸を教えることを
「…いや、なんでもねぇや。いつか自分で知ることになるだろうしな。」