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案内屋 〜アンナイヤ〜

第5章 きさらぎステーション 其ノ最終章

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「そして、今に至る。分かったか?小僧。」

凛丸は想像以上の内容に動揺した

確かに想像通りなのだが、しかしその内容の重さが彼を押し攻めた。

「お前さんは、牛頭の人間でも無ければ馬頭のモンでも無い。それにアンタの目的は、この不思議な事件を解決することなんだろう?頼む。馬頭村を止めてくれ。」

凛丸は俯き、眉間にシワを寄せた。

「小僧、ワシらを、あるべき人の道へと、案内してくれ。」



ー案内ー。
その言葉に凛丸は顔を上げた。
そうだ。案内だ。自分は案内屋だ。

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