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案内屋 〜アンナイヤ〜

第5章 きさらぎステーション 其ノ最終章

「…分かりました。出来るだけやってみます。」

凛丸は立ち上がり、家を出た。

後ろから少女が駆け寄る。

「凛丸…さん。これ持っていき。」

少女が凛丸に何かを手渡した

少しだけ温かい、お守りだ。

「うちらのこと、村のことを助けて。このままじゃ現世どころか馬頭も牛頭も危ないの。」
「分かってる。大丈夫だよ。全部終わったらこのお守り、君に返しにくるよ。」

二人は指切りをして、解散した。

凛丸はとりあえずあの分かれ道に戻り、馬頭へと向かうことにした。


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