
私立愛鷹学園高等部
第13章 *悲しい嘘と真実*
「そんなっ…お母さん…!!」
僕から涙が溢れる。
そんな風に思われてるなんて
邪魔だと思われてるなんて
考えなかったよ、信じてたのに…!!!
「真南!!いくらなんでもそれは無いだろう!!娘でも許せないからな!!
…夾は私が引き取る。真南はもう帰ってくるな。」
「ふぇ…?」
おじいちゃんの家?
昨日話したばかりなのに…
「勝手にしなさいよそんなガキ。
引き取ったのを後悔すればいいわ。
話はおしまい?なら夾を連れて帰って頂戴。このあと出かけるの。」
「……そうか。夾、私の家に来る準備をしなさい。自分の荷物を全てまとめるんだよ。私は外にいるから。」
「う、うん……あの、お母さん…」
「いいわ。行きなさい。その方が私も夾も幸せだわ。」
「うん…」
僕は荷物をまとめると
外で待っているおじいちゃんの車に
乗り込んだ。
