
私立愛鷹学園高等部
第20章 *愛*
「夾っ!!遅くなってごめんっ!!」
「...んぁ、新山...
遅い、寝て待ってた...」
俺は新山の帰りを寝て待っていた
気がつけば新山は帰ってきていて
時計の針はもう12時を過ぎていた
-ムギュッ...
俺は新山に抱きついた
「なっ...どうかしたか?
夾からなんて、珍しいな」
新山は本当に驚いたようで
照れてはくれなかった
「こういう気分なんだよっ」
-ギュウゥゥゥゥゥゥ
俺はキツく新山を抱き締めた
「あーもう苦しいッ!!
わーったから、座らせて、な?」
「ん、...」
仕方なく新山から離れる
新山はフンフン鼻歌を歌いながら
ネクタイをほどいてソファに座った
カッコいい...
俺は隣に座って見とれてしまった
