俺の小さなお姫様
第12章 第十二章 夏休み
「お前って海行った事なかったのか?」
「うーん?
赤ちゃんのときいったかもけど、おぼえてない。」
そりゃ流石に赤ん坊の時の事なんて、覚えてねーわな。
「そっか。
うーん…海ってゆーのは、
でけぇとこだよ。」
「でけえとこ?」
ガキんちょがカクンと首を横に傾けて俺に聞いてくる。
かっ、かわいー。
「ああ。
俺に聞くより実際に見たほうがいいんじゃねーの?」
「えっ?じゃあ…。」
「あさって行って来いよ。」
ポンッとガキんちょの頭に手をのせる。
相変わらず柔らけぇ髪してんなコイツ
「いいの!?」
「おぅ。楽しんで来い。」
「きゃー!はるちゃんありがとー!だいすきっ!!」
ガキんちょが俺にギューっと抱き付いてきた。
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