俺の小さなお姫様
第12章 第十二章 夏休み
ったく、嬉しそうな顔しやがって…。
「という訳なんだけど、愛の事よろしく頼めるかな恭平君?」
「はいっ!今、お父さんにでんわしてみますね?」
そう言って、家に電話し始めた恭平君。
すげぇ、小学生の癖にケータイ持ってんのかよ。
ボンボンかコイツ?(笑)
「うん、、、え?わかった。きいてみるよ。…う、うん。はい、じゃ。」
…?
「親御さん何て?」
「あのっ、なんかほごしゃさんがいっしょじゃないとダメって。」
それはつまり、俺に一緒に行けって事か?
「じゃあ、はるちゃんもいっしょー!?」
「無理無理無理。
海なんて行ったら俺暑くて死…。」
じぃー
ガキんちょが今にも泣きそうな顔で俺を見上げてきた。
「死っ…。」
じぃー
「しっ、なねぇ…。
はぁ、わかったよ。俺も行けばいいんだろ?(笑)」
「うんっ!」
ガキんちょには敵わねぇなほんと
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