隣り合わせの関係
第1章 悩み
「部屋で知らない男が見える…?」
『うん…』
蓮ちゃんに相談中…
「どんな?白い服を着てるとか?」
『普通の男の人なの!
黒い服を着てて…私なんか見えてないって感じだった!!』
「いつにも増して
はっきり覚えてるのね~…
それ、幽霊じゃないんじゃない?」
蓮ちゃんが少し身を乗り出して聞いてきた
『なんかこんなにはっきり見えたの初めてで…しかも一瞬じゃなかったから…ずっと男の人が見えたの…』
「なんか気持ち悪いわね
んで、その男はどうしたの?」
『私の部屋のドアがある辺りから見えなくなった…』
「うーん………
インキュバスだったりして…」
『インキュバス…?』