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やっと、やっと…

第2章 幸せな毎日

うっすらと視界が明るくなってくる

目の前には見慣れない天井が広がる

私は保健室のベッドに寝ていた

「唯!大丈夫か⁉︎唯!」

そこには
私の顔を覗き込み慌てた様子の圭介がいた

「あっ、圭介・・・」

(そうか、私気失って・・・)

「大丈夫だよ。
ちょっと頭打っただけだから」

そう言って起き上がる

ギュッ

「唯、気をつけなきゃだめだよ
心配したよ」

(そっか、クラスも違うのに
わざわざ来てくれたんだもんね)

気がつけば5時
冬になればこんな時間でも辺りは暗い


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