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理科室で恋をしましょ

第9章 こんどこそ放課後の理科室で

アタシはダッシュで理科室へ向かった。

今日はなにもないまま理科室へ着いた。

「しつれぇします」

入るとなんとも言えない薬品の臭いがただよっていた。

その中に白衣を着た先生が椅子に足を組んで座っている。なんてかっこいいんだろう。

アタシはそんなことを考えながらボーっとしていると、ドSな声が聞こえてきた。

「おい。お前そんなとこにつったってなにしてんだよ?早く来いよ」

「わわ、すいません。ボーっとしてました笑」

そういってアタシは先生の前にちょこんと座った。

そのままアタシは先生の指示を待っていたが、先生は黙ってアタシの顔をジッと見たまま。

どうしたんだろぉ?

「せんせぇ、どうしたんですか?」

それでも先生は黙ったまま。

こんどは顔をのぞいて……

「せぇぇんせい?」

「ちゅっ」

「なななななな何するんですか///」

「なにするもなにも、おまえ誘ってんの?そんな顔で先生なんて呼ぶな。俺、襲いたくなる」

「な、何言ってるんですか///」

「あ、また顔赤くなった。面白いなおまえハハハ」

「なっ!!先生が変なこと言うからですよ…」

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