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君の歌声

第1章 #1 ウタゴエヒビク

「忘れない 私は、絶対に…♪」



私は小さな声で、
静かに歌った。


親友の美沙と彼氏の輝(あきら)は、
にこりと笑い、
私に向かって拍手をする。


「天国の梨穂子もきっと喜ぶよ」



花沢 梨穂子。


彼女は、私の大事な友達であり、
ライバルだった。


余命100日を告げられた歌姫の
彼女の物語をお話しましょう

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