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君の歌声

第1章 #1 ウタゴエヒビク

「梨穂子さん!」



梨穂子は、歌のコーチに呼ばれて、
軽やかに返事をする。


綺麗な声で、ゆっくりと歌い出す梨穂子。

目をつむり、

歌の世界へと引き込まれる彼女は、
何よりも魅力的だった。



「上手よ…」



梨穂子は歌い続けていたが、
急に歌をやめてしまった。


「梨穂子さん?」

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